食物経口負荷試験*卵アレルギー編
こんにちは。yumiです。
2019年最初の記事です。今年もよろしくお願いします。
牛乳アレルギー、小麦アレルギーも克服して卵アレルギーの負荷試験を始めたのが去年の10月。『あと半年で卵も克服出来るでしょう。』と言われていましたが、ここに来て全くゆで卵を受けつけず、負荷試験を中断することになりました。
ひとまず、これまでの経緯をまとめたいと思います。
実施した食物経口負荷試験の流れ
食物アレルギー専門の小児科に訪れたのが息子生後9ヶ月の時で、まず最初の食物経口負荷試験は卵黄からでした。
1回目
まずは卵黄1/32個摂取して、30分待機。
次に卵黄1/16個摂取して、30分待機。
最後に卵黄1/8個摂取して、30分待機。
一週間自宅で毎日卵黄1/8個摂取。
2回目
卵黄1/4個摂取して、30分待機。
一週間自宅で毎日卵黄1/4個摂取。
3回目
卵黄1/2個摂取して、30分待機。
一週間自宅で毎日卵黄1/2個摂取。
4回目
卵白1/128個摂取して、30分待機。
アレルギー症状が出たため、負荷試験中断。
(詳細は下記)
牛乳の負荷試験、小麦の負荷試験を経て、2歳3ヶ月から卵の負荷試験を再開しました。
(それまでは完全除去していました。)
5回目
まずは卵黄1g摂取して、30分待機。
次に卵黄2g摂取して、30分待機。
最後に卵黄4g摂取して、30分待機。
一週間自宅で毎日卵黄4g摂取。
6回目
卵黄8g摂取して、30分待機。
一週間自宅で毎日卵黄8g摂取。
7回目
まずは卵白0.5g摂取して、30分待機。
次に卵白1gと卵黄8gを摂取して、30分待機。
一週間自宅で毎日卵白1g +卵黄8g摂取。
8回目
卵白2gと卵黄8gを摂取して、30分待機。
少し口の周りに発赤が出る。
一週間自宅で毎日卵白1.5g+卵黄8g摂取。
9回目
再度、卵白2gと卵黄8gを摂取して、30分待機。
一週間自宅で毎日卵白2g+卵黄8g摂取。
10回目
卵白3gと卵黄8gを摂取して、30分待機。
一週間自宅で毎日卵白3g+卵黄8g摂取。
11回目
卵白4gと卵黄8gを摂取して、30分待機。
一週間自宅で毎日卵白4g+卵黄8g摂取。
12回目
卵白6gと卵黄8gを摂取して、30分待機。
一週間自宅で毎日卵白6g+卵黄8g摂取。
13回目
卵白8gと卵黄8gを摂取して、30分待機。
一週間自宅で毎日卵白8g +卵黄8g摂取。
14回目
今までの試験では、20分茹でた卵が対象で、今回は15分茹でた卵の卵白8gと卵黄8gを摂取。
一週間自宅で毎日卵白8g +卵黄8g摂取。
15回目
12分茹でた卵の卵白8gと卵黄8g摂取する予定が、完全拒否だったため中断。
今での流れはこんな感じです。
小児科で決められた量を摂取して、問題無ければ毎日自宅で同じ量を摂取して、次に小児科へ行った際に量を増やして摂取して、という流れでした。
こうして 少しずつ摂取することにより耐性を獲得してここまで摂取できるようになりました。
この3ヶ月毎日卵黄と卵白を食べ続けてきて嫌になったみたいで全く食べなくなってしまったことは残念です。一応、スープに混ぜたり、砂糖と牛乳を混ぜてカスタードクリームのようにしたり試行錯誤しましたが、どうしても食べなくなってしまい、無理に摂取させるのも疑問に思い中断することにしました。
4回目の時にでたアレルギー症状
負荷試験で生まれて始めて卵白を摂取しました。
卵白1/128個を摂取した後、1/64個を試す予定でしたが、摂取してすぐに、口の周りに発赤が出たのと少し咳があったので、そこまで症状は重くなかったけど中断となりました。
11時半頃、小児科を出たら機嫌悪く泣き始めたので、授乳の時間だと思い、電車に乗って最寄り駅まで行くか悩みましたが、小児科の近くの授乳室で授乳することにしました。
そして、授乳を始めたらみるみるうちに顔中に湿疹が広がり咳も酷くなってきました。
12時に小児科が閉まってしまうので、慌てて戻ったらまだ開いていてほっとしたのを覚えています。
すぐにジキリオンシロップを飲ませて、吸入して頂くとすぐに咳は治りました。
湿疹も夕方には綺麗に治ったのですぐに小児科に戻って良かったと思いました。
1/128個という少量であれだけの症状が出たことに驚き、息子をまた苦しめてしまったことに落ち込みました。
卵アレルギー食物経口負荷試験の回数と期間、費用
まだ卵は克服していませんが、まとめてみました。
摂取可能な量:15分間茹でた卵の卵黄8gと卵白8g
通院回数:15回
期間:約4ヶ月半
(体調不良や予定で通えない週あり。)
費用:約8240円
ここまで頑張ったから中断することは本当に悔しかったです。
ただ、これだけ摂取出来るということで少し食べられる料理の幅が広がり嬉しいです。
プリンや茶碗蒸し、卵の量が多いパンなどは無理ですが、ホットケーキや堅焼き卵は食べられるのでそれだけで十分な気もします。
ただ、やはり当初から目標にしていた『幼稚園入園までに克服すること』は目指したいので、しばらくは卵料理に慣れて、5月くらいから治療を再開出来たらいいなと思っています。
最後に
卵の食物経口負荷試験の詳細でした。
息子は牛乳や小麦でもアレルギーがあったし、卵白の1/128個でも反応が出たことでアレルギー症状が重く先生は慎重に進められたように思います。
実は今回、治療中断することで転院を考えました。以前の記事でも書きましたが、遠い場所なので通うのが大変だし、今通ってる小児科に拘る必要はないのかなと思いました。
でもどこに行ってもゆで卵での負荷試験となるし、主人に余程のことがない限り転院するべきではないと言われ、春過ぎに同じ小児科での再開を目指して頑張ります。
実際の食物経口負荷試験ってどんな感じだろうと疑問に思われている方の少しでも参考になれば嬉しいです。