食物アレルギーのある子どもが加工食品を食べる時は、タンパク質含有量を気をつけています。
こんにちは。yumiです。
『食物経口負荷試験*小麦アレルギー編』で少し触れましたが、食パンでも商品によって小麦タンパク質の含有量が異なるので、摂取出来る量はそれぞれの商品によって異なります。
全て手作りの料理を作れば良いのですが、やはり加工食品に頼りたい時もあるし、加工食品にも慣れないといけないと思っています。
そこで、加工食品を利用する時は先生から頂いた早見表を参考にしています。
加工食品はタンパク質含有量を基準に判断するのが大切
私の息子は小麦、牛乳、卵アレルギーがあり、食物経口負荷試験を行ってきました。
ある程度の量を摂取出来るようになってきましたが、やはり制限があります。
以前、主治医にも確認しましたが、現在摂取出来る量以上を摂取するには先生の指導のもとで負荷試験しないといけないとのことです。
現在摂取出来る量はこちらにまとめています。
(卵は現在、15分茹でた卵の卵黄8g +卵白8g摂取できます)
食物アレルギー研究会のホームページにも記載がありますが、『アレルゲンはアレルギーを引き起こす物質のことで、食物アレルゲンの大部分は食物に含まれるタンパク質』です。
加工食品にはアレルゲン使用の記載はありますが、どれだけの量のタンパク質が含まれているのか記載はありません。
そこで、私は、厚生労働省の研究補助金により研究・作成された『加工食品のアレルゲン含有量早見表』を参考にしています。
『加工食品のアレルゲン含有量早見表』から摂取出来る量を計算
こちらの表は、卵、牛乳、小麦、大豆それぞれのタンパク質含有量を中心として、他のアレルゲンの含有量レベルも併記されているので、複数の食物アレルギーがある息子にとっても分かりやすいです。
繰り返しになりますが、それぞれの食品によってタンパク質含有量が異なるので、うどん100g摂取出来るからといって、食パンを100g摂取出来るというわけではありません。
主治医によると、うどん1gに含まれているタンパク質含有量は、19mgとのことです。
うどん100gを摂取出来る息子は、
19×100=1,900mg
まで摂取することができます。
敷島製パンの『超熟』を例にすると、
規格:3枚
1枚当たりの重量:65g
小麦タンパク質含有量:7,066mg
→1枚=2,355mg
となるので、1枚当たりは100g以下ですが、タンパク質含有量は1,900mgを超えているので、1枚は摂取出来ないということです。
何事も手作りが一番だと思いますが、加工食品を利用する時は、このように計算して摂取するようにしています。
こちらの早見表はこちらからダウンロードできます。
保護者への説明資料 | 新潟大学小児科学教室アレルギーチーム
最後に
息子に食物アレルギーがあると知ってからは手作り以外の食品は食べさせたくないと思っていました。現在は克服してきたので、加工食品を食べることができるのを嬉しく思っています。
これからも加工食品を摂取する際は『加工食品のアレルゲン含有量早見表』を参考に上手く取り入れながら食事を進めて行きたいと思っています。
こちらの早見表は『医師の指導のもと』という注記があるので、参考程度にご覧頂ければ幸いです。
*大好きなコスメについてもはてなブログでのんびり更新しています*